描画データの処理
DrawP は初期状態において,複数のデータを描画する場合には
線の色を変えることにより個々のデータを区別しやすくしてあります.
しかしこの初期値ではなく,ユーザの好みを反映させてより分かりやすい
グラフを作成することもできます.
Edit - Data メニューを開くと データ属性変更画面が現れます.
この画面ではあるデータに関して横一列にその属性が表示されており,縦方向
にそれぞれのデータの属性がならんでいますので,一目でそれぞれの状態を把
握することができます.
データ属性変更画面の左側から順番に,変更・指定可能な属性について説明し
ます.
- データの描画/非描画選択 (Draw?)
DrawP では読み込んだデータそれぞれについて,
描画/非描画を指定できます.初期値は全て描画するように
なっていますが,"Draw?" と書かれている下の,
データ番号に対応したチェックボタンをオン/オフ
することにより,描画/非描画が切り替わります
- 線属性の選択 (Color, Width)
データを描画する線の色,太さを指定できます
- 色は,black,red,blue,green,yellow,pink,purple
の中から一つ
- 太さは,1 〜 5の中から一つ
を選択してください.
これらの値は変更することもできます.
- 凡例文字列の指定(Key)
凡例に表示する文字列をデータごとに指定することができます.
ただしここで指定できるのはアルファベットと数字のみであり,
複数の文字種(アルファベットとシンボルなど)を組み合わせて
入力することはできません.
- 読み込んだデータの規格化(Normalize)
読み込んだデータを次の 3 通りの値で規格化できます.
- そのデータの最大値
- 他のデータの最大値
- 任意の値
例えば主偏波と交差偏波の測定データがあった場合,
- 交差偏波のデータを主偏波のデータの最大値で正規化
- 主偏波のデータを自分自身の最大値で正規化
することにより,"主偏波の最大値を 0 として,
主偏波と交差偏波の関係を描画" することもできます.
Data No. に対応したデータ属性変更画面の右端のボタンを
押すと,データ規格化画面 が現れます.初期状態では
"そのデータの最大値"で正規化するようになっていますので
同じデータ番号のラジオボタンが押されているはずです.
他のデータ番号の文字が白くなっていればその番号のデータで
正規化できますが,文字が灰色になっている場合にはそのデータは
何らかの理由で DrawP に認識されていないために
指定することはできません.任意の値で正規化する際には,
"Arbitrary Value" のラジオボタンを押し,
右側に数値を入力して下さい.
いずれの場合も "Okay" を押すと正規化を実行します.
***注意***
データ規格化画面で "Okay" を押した場合,
データ属性変更画面で "Cancel" を押しても
データは規格化されたままです.
"描画データの処理" おわり
インデックス
- DrawP の扱えるデータ形式
- データの読み込みとグラフの描画
- グラフ形式の選択
- 描画データの処理(このページ)
- 指向性グラフの出力
- オプション
- ショートカットキー一覧
- バグ報告,並びに最新版の入手方法
- 今後の予定
[
DrawP ホームページへ|
植田のホームページへ]
Copyright (C) 1997 UEDA Hiroyuki.
All Rights Reserved.